Microsoft® Visual Basic® Scripting Edition
採血による検査
 健康管理目次 
 前ページ | 次ページ 


採血による検査とは ?
病院で行う採血検査は健康状態を知るのに重要な検査です。一滴の血液によって得られる情報は膨大なものがあります。体重の約8%程度の血液は,心臓のポンプ作用で血管内を循環し,各組織を流れ,各臓器へ必要な物質を運ぶと同時に不要となった代謝産物を受け取って排出します。われわれの体に有害なものが侵入すると,ただちに排除して生体を防御する働きもします。血液は生体にとって大変重要な役割を果たしています。血液の各成分は.一定の範囲に保たれています。もし,その成分に異常があれば,体内になんらかの変化が起きていることを示しているわけです。血液は,いろいろの病気を診断をするのに欠かせない検査材料となっています。

採血による検査は血液検査の歴史的考察から分類するものと,われわれにおなじみの「人間ドックの段階的血液検査」の分類で血液に関係する検査が明確化できます。職場や市区町村単位で行われる健康診断は,集団検診という性格から検査項目に限度があります。このため生活習慣病の早期発見には必ずし十分とはいえません。よって,人間ドックなるものが各人の許容時間と経済および目的からいろいろなタイプが用意されています。それでも,血液検査は集団検査の一般的なスクリーニング(ふるい分け)検査となっています。たとえば,白血球数,赤血球数,ヘモグロビン量,ヘマトクリット,血清総タンパク,血沈,CRPなどの項目があります。

それからわかることは,体内に何か病気の兆候があるかどうかは集団検査の採血でわかります。特定の病気の発見には結びつきませんが,集団検査には,血圧,心電図,X線など生活習慣病の発見に最低限必要な検査項目があります。長期人間ドックになりますと,血液学,血清学的検査もあって生活習慣病を精度高く発見できるものとなっています。短期(1日)人間ドックは標準コースとなっているものです。これは,長期(1週間)人間ドックの検査項目を,生活習慣病の早期発見に重点をおいた項目にしぼった簡略化したものです。

血液検査の分類
次の表は血液検査を検査種類で分類したものです。

採血による検査 内容
血液 検査 赤血球数(RBC)/ヘモグロビン量(Hb)/ヘマトリック(Ht)/網状赤血球数/白血球数/白血球像/血小板数/出血時間/血餅収縮試験/プロトロピン時間(PT/PTTAPTT/フィブリノーゲン/フィブリン分解産物(FDP)/血沈(ESR)
血清学的 検査 梅毒検査/CRP(C反応性タンパク)/RAテスト(リュウマチ因子定量)/AFP(α-フェトプロティン)/CEA(ガン胎児性抗原)/フェリチン/CA19-9/TPA(組織ポリペプチド抗原)/PAP(前立腺酸性ホスファターゼ)/血液型
血液生化学 検査 GOT-GPT>(トランスアミナーゼ)/血清総ビリルビン(T-Bil/アルカリホスファターゼ(ALP)/γ-GTP(ガンマー・グルタミール・トランスペプチターゼ)/ロイシンアミノペプチターゼ(LAP)/膠質反応(TTTZTT)/血清タンパク総量(TP)/血清タンパク分画/コリンエステラーゼ(ChE/HB検査(HBs抗原抗体)/LDH(血清脱水素酵素)/尿素窒素(BUN)/クレアチニン・クリアランス/電解質Na・K・Cl・Ca・P・Mg/尿酸(UA)/総コレステロール(T-Cho)/HDLコレステロール/中性脂肪(TG)/β-リポタンパク(β-lipo)/過酸化脂質/血糖(BS・BZ)/ブドウ糖負荷試験(GTT)/血中インスリン(IRI)/グリコヘモグロピン/血清アミラーゼ
血液検査は尿検査とともに集団検診のごく一般的なスクリーニング(ふるい分け)検査ですが、その検査項目は特定の病気の発見には上記の検査ステップによる検査項目が必要となります。項目別の知識は、検査値の正常と異常の検索を参照してください。