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白血病
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病名:白血病
血液のガンを白血病といっています。原因は,骨髄でつくられた造血幹細胞が増殖・分化して白血球になるときの過程でガン化した不良白血球が無制限に増えてしまう病気です。
急性白血病は造血幹細胞・分化の早い段階でガン化する病気です。その分化の途中から最終段階にかけてガン化するまで慢性白血病です。
主症状
急性白血病の代表的な症状は,原因のわからない発熱と貧血,出血がしやすくなるといったことです。これらの症状で特に目立つ症状は38度前後の発熱がいつまでもさがらないことです。この発熱状態から急性白血病が発見される例が多くあります。
慢性白血病は特に目立った症状もなしに発病します。
診断
血液検査だけでなく,骨髄から採取した造血幹細胞や異常な血液細胞の数を調査して確定診断します。
治療
白血病は,いろいろな抗ガン剤=抗白血病剤や正常な白血病を増やすための薬=造血因子をいくつも組み合わせた化学療法で治療します。急性白血病の場合,寛解導入療法=完治は無理でも,一時的に好転,あるいはほぼ消失させ,さらにその状態を長期間保つ療法で,体内の白血病細胞を10億程度まで減らし,さらに地固め療法によって100万個程度まで減少させます。そのうえで自覚症状と検査結果の好転,症状の消失をにらんで,完全寛解の到達を知り,寛解維持療法を続けます。
慢性白血病も,白血病細胞の増殖を抑える治療を行います。末期の急性白血病と同一症状となる急性転化が起きた際は,急性白血病と同じような治療を行います。
白血病が血液のガンであるだけに,抗白血病剤と白血病細胞がよく混じり合いをしますので,他のガンと比べて化学療法の効果が顕著なものにあります。しかし,白血病細胞を減少させ,正常細胞を増やす化学療法では,完全治癒に至らないようです。そこで,他人の正常な骨髄を移植するという治療法が行われています。
骨髄移植は提供者の骨髄から注射器で抜いた骨髄液を患者の静脈に注射します。移植した骨髄から正常な新しい白血球ができるまで4週間前後を要しますが,その間,無菌室で治療を続けます。また,自分のものでない白血球の増加による免疫反応が生じたときは,それに対処する処置も必要です。輸血で血液型=HLA型が合致していることが必須条件です。問題点は,HLA型の適合する提供者の発見が非常に困難であることです。現在,全国各地に骨髄バンクが設立され,善意ある多くの方が自らのHLA型の登録されているのはまことに喜ばしいことです。

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