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Microsoft® Visual Basic® Scripting Edition 肝臓ガン |
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肝臓ガンの大半は,原発性肝細胞ガンです。その他に転移性肝ガンもありますが,一般に,肝臓ガンは原発性肝細胞ガンをいいます。
肝臓ガンはガンの中で胃ガン,肺ガンの次に位置を占めるものです。原発性肝ガンは肝炎ウイルスのB型かC型が引き金となり,低栄養,飲酒,喫煙などのさまざきな発ガン物質からウイルス性肝炎->慢性肝炎->肝硬変->肝臓ガンとなる経緯をたどります。この経緯から知るように,肝硬変とそれ以前の肝臓異常にある方は肝臓ガンのハイリスクグループに属す患者といえます。肝臓ガンの初期は無症状にあります。よって,ハイリスクにある方は肝臓ガンの定期的検診を受けることが不可欠です。肝臓ガンをきめつける検査は,血液中のα−フェトプロティン(AFP)の陽性率を調べます。AFPは肝臓ガンの組織が産生する特殊タンパク質ですから,腫瘍マーカーとなります。しかし,AFPが異常に高い値を示しても肝臓ガンとはきめつけられません。肝炎や肝硬変でもAFP値は高い値となります。AFP値が高く示したら超音波やCT,MRIなどの画像診断を行って,ガンの有無を判断します。
肝臓ガンの初期症状は肝炎についての詮索が大事です。肝臓ガン発症経緯から肝炎についての主症状を考えます。肝炎の原因を考えますと,産道感染=垂直感染からのキャリアやウイルス汚染の飲食物摂取,またはアルコールの多飲,薬品,工業薬剤の薬剤性肝炎などのウイルス感染経路を考えると,まず,A,B,C型肝炎のいずれも潜伏期があり,それから好発期から肝炎の型別がはじまります。A型を除き,肝臓ガンに深く関係するBとC型に焦点を合わせますと,血液感染=輸血・注射などと経口感染しますと1ケ月以内の潜伏で1年を通じて発症します。好発年齢はありません。そして,主な症状は,次の通りです。
肝機能障害によってあらわれる症状
@ 食欲不振
A 微熱が続く
B 疲労感・倦怠感
C 体重減少
D 貧血
E 皮膚や白目が黄色になる(黄疸)
F 手の平に紅い斑点があらわれる(紅班)
G 下痢や便秘
H 腹部の膨満感
I 胸にあらわれるクモ状血管腫
J 男性の乳房のふくらみ
B型肝炎
急性肝炎では,発病約1週前より食欲不振,全身倦怠感などの前駆的症状がみられ,発病しますと,吐き気,嘔吐,黄疸,肝臓腫れなどが出現します。
無症状キャリアの母から子への感染は約半分といわれます。成人としても自覚症状がなく,肝機能も正常であれば,無症状キャリアであっても患者ではありません。しかし,成人後,10〜30%が慢性肝炎や肝硬変をおこすことが判っていますから肝臓ガンの予備軍と推察されます。
C型肝炎
B型とほとんど同じ症状。一般に症状は軽く,黄疸の出現率も低いものです。
キャリアもありますが,B型に比べて成人での初感染は慢性化の傾向が強く,劇症化する割合は高いものです。
肝硬変
慢性肝炎で門脈域の繊維化が進みますと,門脈域がたがいにつながり,肝小葉を破壊して別な小葉構造ができます。肝臓は,表面がでこぼこになり弾力を失い,必然的にかたくなります。そうなりますと,肝臓の中を流れている血流が低下し,小腸や胃から肝臓に血液を運ぶ静脈の門脈の圧が高まります。その圧が亢進しますと,消化管からの血液は肝臓を経由できず,バイパスを通って心臓に流れます。径の細い血管にたくさんの血液が流れるため血管を拡張した状態=静脈瘤になります。ときに破裂して致命的な大出血になります。血管破裂の事態にならなくても,肝細胞自体の血液供給がわるく,肝臓機能は低下してタンパク質の合成ができず,腹水もたまって肝不全の危険状態となります。
肝ガンには,肝細胞から発する肝細胞ガンと,肝臓内の胆道を構成する上皮細胞がガン化した胆管ガンとがあります。肝細胞ガンの方が数は多く,肝硬変から生じるのが大部分ですが,慢性肝炎から発生することもあります。慢性肝炎,肝硬変からのガンの発育には,肝炎ウイルスの関与か゜確実視されています。
早期のガンは特徴的な症状に乏しく,以前は発見が困難にありました。最近には,超音波の診断の発展によりまして,とくに肝細胞ガンは1cm以下のガンもみつけられるようになりました。また,肝細胞ガンでは,本来胎児期にのみ出なかったアルファフェトプロティンというタンパク質が出現するので、これも早期発見に有効となっています。
肝臓ガンの治療は手術による切除が基本となっています。手術切除は,肝臓の血流支配状態から4区域から8区域に分けて手術を行いますと出血が少なくて済みます。手術前には,超音波,CT,血管撮影でガンの位置と広がり具合が確認されます。開腹をして手術最中の肝臓直接に超音波画像診断装置の探触子をあて,腫瘍と血管の状態の精確な立体画像をモニターでみながら手術を進めます。かっての肝臓手術は出血のおそれ大でしたが,超音波メス=CUSAの腫瘍組織をこわして血管を残すものや,マイクロウェーブなどが使用されるようになり,出血はきわめて少なく,安全な手術になりました。
肝臓は強い再生能力と予備能力をもった臓器で,その半分を切除しても,僅か数ヶ月でもと通りの大きさに戻ります。予備能力が十分ある転移性肝ガンの場合,肝臓全体の80%まで切除可能にあります。しかし,実際には,肝細胞ガンでは肝硬変や慢性肝炎をもっている患者が大多数を占めているので,正常な肝機能を維持するために切除は約30%以下の手術例が多いようです。 肝臓ガンのうち手術ができない場合のものがあります。そんなときの治療として,肝動脈塞栓療法かエタノール注入療法が行われます。肝動脈塞栓療法は,肝臓に送っている血液の流れる血管にプラグ(塞栓)をして,ガン細胞が必要とする栄養や酸素の供給を遮断し,ガンを壊死させる治療法です。肝臓ガンの治療法として適用範囲を広めている治療法です。肝臓に流れる血液は肝動脈と門脈がありますが,門脈には75%の血液,肝動脈には25%の血液が流れるのだから門脈の塞栓をした方が効果的とおもいますが,実は,肝ガンは肝動脈だけから栄養と酸素をとっているので,肝動脈の血流を止める「兵糧攻め」をするわけです。直径2ミリほどのカテーテルというチューブを太もものつけ根の鼠頚部から大動脈に入れ,その先端を肝ガン病巣部に進入させ,造影剤を注入して患部の血管造影によりガンの位置と数を確認します。その後,抗ガン剤とゼル・フォームというゼラチンの塞栓物質を追加注入して肝動脈の血流をストップします。ゼル・フォームの機能は肝動脈の血流を24時間程度ストップします。その時間が過ぎますと,自然吸収されます。