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Microsoft® Visual Basic® Scripting Edition 大腸ガン |
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動物性脂肪を多くとりはじめた日本の食生活の欧米化は大腸ガンの患者も増加させています。日本人の大腸ガンは,半分近くが直腸に発生しています。その次は,S字結腸(30%)と肛門近辺約80%と集中しています。残りは,上行結腸,横行結腸,盲腸,下行結腸の順となっています。最近の大腸ガンの発生は,動物性脂肪をとるにしたがって,左側結腸より右側結腸(横行結腸の右側部分と上行結腸)にガンの発生傾向が高くなっています。これは小腸に近い部分の大腸ガン発生の統計値で,直腸付近のガンは目立たなくなりました。
結腸・直腸ガンの転移先
大腸ガンの治療おくれは次のところへガンが転移します。
@リンパ節
A肺
B肝臓
C副腎
D腹膜
E骨
@ 下痢
A 便秘
B 腹痛
C 血便
以上の症状から大腸ガンが発見されると,大腸ガンはかなり進行しています。血便は大腸ガンの特徴ですが,肉眼で便の中の出血を発見したり,なかには出血していても,便と血液が混合してしまって肉眼で血便を確認するのがむずかしく,早期発見にならないものです。早期発見の新しい方法は,肉眼でみえない潜血を免疫学的方法の便潜血反応検査法が普及しました。この検査では,食事制限なしで人間の血液だけに反応するもので便を検査するものです。
便潜血反応検査で「潜血」が発見されたとき,まず肛門に指を入れて直腸を観察します。次いで,肛門からバリウムを入れてX線で撮影します。この注腸造影検査の他に直腸に内視鏡を入れて観察する直腸鏡検査があります。大腸らの出血には,ガンから出血するのは統計的データでは10%以下です。大部分は,直腸のポリーブ=良性腫瘍や憩室からの出血なので,注腸造影検査や直腸鏡検査での確定診断がなされます。大腸ガンは,ほとんどがポリーブから変化したものです。このポリーブは加齢とともに発生率が高くなります。大部分は良性のままで,ガンになりません。しかし,なんらかの理由でポリーブの一部がガン化します。ガン化ポリーブはガン細胞の増殖で表面がくずれ潰瘍が生じます。それと同時に,粘膜層から粘膜下層,筋層,膜漿へと深部に浸潤しています。大腸の早期ガンは粘膜層と粘膜下層にとどまっていますが,進行ガンは筋層まで浸潤の進んだものです。大腸ガンはガンの大きさ広がりよりも浸潤の深さ=深達度が問題となります。
大腸ガンは形態的分類として,ポリーブの表面に付着したような形のポリーブ型と,大腸内壁から盛り上がった形の隆起潰瘍型と大腸内壁へ窪んだ陥凹型の3つに区分されています。
早期大腸ガンは完全治癒100%の治療ができます。ガンが,その大きさと広がりが小さければ,肛門から挿入する内視鏡治療だけで完全に治癒します。入院は,2〜3日あればOKで,治療時間も,なんと10分から60分と短時間です。これを知りますと,毎年定期的に少量の便を診療所に提出し,便潜血検査をしてもらえば,肉体的・経済的の負担のない状態での大腸ガンの心配から逃れることができるのです。
早期ガンでしたら,肛門挿入の内視鏡でポリープの病巣をポリペクトミーを施し,切除してはまえばよいのです。隆起型潰瘍も,早期であれば,内視鏡先端から出した鉗子で,病巣部を挟んで締め付けます。その鉗子部分に高周波電流を流して焼き切ります。陥凹型の早期ガンは,内視鏡先端から出した針で生理食塩水を病巣部の下に注入するストリップバイオプシーを施した上で,ポリペクトミーでガンを切除します。
万一進行ガンに罹っていたら,躊躇なく切除手術をします。元来,大腸ガンは,周辺のリンパ節への転移の少ないものですから,胃ガンや食道ガンの手術に比較して,手術が容易となっています。しかし,相手が手ごわいガンですから,転移の可能性を心配して,大腸の正常部分の切除と主変のリンパ節もある程度多めに切除します。早期ガンの場合,一番ラクに治療できる直腸ガンも,進行ガンと診断されますと,大腸ガンとして,一番困難な手術となります。これは,狭い骨盤の間に存在しているためリンパ節をとるのが厄介なのです。また,肛門の近くのガンは肛門をとるようになるからです。統計的データとして,直腸ガンの場合の10%程度は,肛門除去=人工肛門となっています。精密な画像診断と自動吻合機(オートスーチャー)による肛門機能温存がなかなかにむずかしい手術となっていますためにやむを得ず人工肛門となる患者がいます。
大腸ガンは他のガンと比べて予後はよいガンです。しかし,何よりも大事なことは,早期発見早期治療が大切なのです。