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Microsoft® Visual Basic® Scripting Edition 体重検査とその他の検査 |
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医療の検査には,体重検査という通俗的な検査からきわめて専門的な検査まであります。現在,病院でもらえる検査結果の理解を深めるための検査項目を主に概括しましたが,最近になって医療にも情報公開の機運は高まりお医者さんの診断書の内容を患者にも明らかにしなければならないことになりました。医療についてチンプンカンプンの者でも,自分の命にかかわる病気ともなれば検査の結果がどうだったのかを知りたいものです。といって,むずかしい医療用語での説明には当惑します。患者も多少の医療知識を普段からたくわえておく必要はあるようです。迂生は寿命到達年齢になってからの各臓器の衰損はなはだしく各種の疾病を現在体験していることから必要やむを得ずして最近の各種検査を受けるものとなりました。パソコン・プログラミイングの学習の課題を医療の推論問題にしぼりながらの学習はたかがしれたものですが,医療に無関心であった方になにかのときの参考になればと愚考してこの項目をまとめました。
無謀な戦争に召集され,中・北支,南方の足掛け8年の前線生活で,盲腸(虫様突起炎)を皮きりに,痔の手術,腸チブス,熱病を体験,戦後は肺浸潤の治療を重ね,老年になって眼の手術5回,前立腺の手術2回,胃潰瘍,心臓弁膜症,胆嚢摘出と医療機関の数かぎりない検査を重ねてきました。
自分の体を実験物と考えこれまでにどんな検査がなされ,関係したお医者さんの検査値のフィードバックと診断書とコンピュータのデータベースの記録値を盗み読みしながら医療図書・論文の学習を重ねました。冒頭まえがきのことわりを重ねることですが,その他の検査には人間ドック,定期検診以外の検査の概括をしたわけです。
自分の疾病以外の検査項目は入院中の病院医療施設の観察,外来患者として通院する病院の施設観察,加えて,医療図書にある検査機器の紹介記事と病院訪問時の患者見舞いの検分など許される範囲での見学をしたものです。すべてを概括することは不可能です。また,患者側からの概括は浅い体験ですから,くわしくとらえたものはありません。余命があれば,さらに引き続きこれを充実拡大したいと愚考しています。
次の表は体重検査とその他の検査関連を要約したものです。
各項に関連する詳細は,検査値の正常と異常の検索を参照してください。
体重検査と他の検査 内容 体重検査 肥満か?やせか?の判定は習慣病の判定の基本となります。成人の保健管理に体重検査は欠かせません。標準体重=(身長-100)とした値の±10%で正常,±110%を超えると,要注意となり,治療の必要あることがあります。標準体重は身長からみた理想体重で,その割り出し方にはいろいろな算出方式があります。日本人にはブローカー指数桂変法(kg)=[身長(cm)-100] x0.9がよく適用され,この式で算出された標準体重をもとに実体重が± 10%は肥満度は正常,±10から20%はやや肥満,やややせ,±20%を超えると,明らかな肥満,やせと判定されます。肥満は余分な脂肪組織が負担されるため心臓に無理な働きをさせます。心臓肥大が心配になります。この他に,高血圧,動脈硬化,脂肪肝,通風などの多くの生活習慣病と相関します。標準体重の維持は生活習慣病の予防の第一歩です。 エコー診断 最近の人間ドックでは,腹部超音波検査(通称腹部エコー)が取り入れられています。胆石や尿路結石などの疑いのある腹痛,血液検査で肝機能障害が見つかったとき,膵臓に関係する検査値が高いとき,血尿があり尿路結石や腫瘍がないかを調べたいとき,貧血はなはだしい女性に子宮筋腫がないかを見たいときなど,さまざまな症状の初期検査の一環として利用されています。腹部にしこりが触診されるときや,体重減少や食欲不振の原因を知るのにも腹部エコーは利用されます。さらに,慢性の肝障害の人や,糖尿病や高血圧などの慢性疾患に合併する疾患の発見などにも利用されています。腹部エコーは腹部疾患の代表的スクリーニング検査法となっています。エコーは心臓の動きや血流までの挙動を見ることができ,画像検査の重要な医療技術と確立されるものになっています。 頭部CT検査 CT(コンピューターX線断層撮影)以前の脳・中枢神経の診断には,神経学的な症状の観察やテストをし,脳脊髄液をとって出血の有無を調べ,脳出血か,脳梗塞か,くも膜下出血かが判断されていました。脳腫瘍の頭痛の疑いあれば,脳血管造影をして,血管圧迫像などの変化から腫瘍の存在・位置の診断をしていました。また,交通事故の意識不明の場合の頭蓋内出血の有無や程度は,症状や眼底所見や神経学的所見の総合的推定をされていました。CTの登場は脳神経診断に革命的変化をもたらしました。CT開発者が1979年ノーベル医学生理賞を受賞するほど価値のある診断法です。人体の断面をきわめて細かい区域に仕切り,細いX線発生装置を360度回転させながら撮影し,各区域ごとのX線吸収値を,コンピューターで瞬時に計算し,画像として再構成する方法のものです。 MRI検査、 MRIはX線を使わず画像診断のできるものです。人体に磁場をかけることで,体内の水素原子のあるのを手がかりとしてX線CTと同レベルの画像を得る方法です。造影剤も不必要で血管内の血流の様子が鮮明に出るなど,X線CTにない利点があります。 X線検査 X線検査を単純撮影検査と造影撮影検査に分けてみます。X線単純検査はX線発生装置(管球)と蛍光板の間に患者の撮影目的部位をおいて,画像を直接フイルムに感光させるものと,蛍光板の画像を別のカメラで撮影するものがあります。また,フイルムを使わず蛍光板を直接またはビデオで観察するX線透視というものもあります。X線の透過しにくい造影剤を用いるものは,どなたもよく経験したバリュウムをのんで胃腸透視するものと,尿へ出やすい造影剤を注射して行う腎盂や尿路の検査,あるいは胆嚢造影などがあります。アンギォグラフィーといわれるものは血管に造影剤を注入して直接血流を観察します。 RI検査 X線検査と違って,体の内から外へと放射線を放出させ,その放射線変化をフイルムにとらえる検査です。そのために,特定の放射性同位元素(RI)を患者が飲むか,血管内に注射されます。放射線はα線,β線,γ線の3つに分類されますが,検査には,短時間で放射能が消えるγ線を用いています。体外からシンチカメラでその動きや分布を検査します。RIは,体内に入ると,脳神経系,骨,循環器系,呼吸器系,肝臓,甲状腺など,特定の臓器に選択的に集まりやすい性質を持ったものが使われます。RIの出す放射線が黒いスポットとしてフイルムに写し出されたものをシンチグラムといいます。病巣を黒か?白か?浮き出させるものが骨のシンチにあります。 腫瘍マーカー 体内の臓器のいずれかにガンがあると,健康な成人の血液や尿にはごく少量しかふくまれない特殊タンパク質が異常に増えてきます。ほとんどすべてのガンでふえる物質と特定の臓器のガンだけにふえる特異性のある物質もあります。これらを腫瘍マーカーと呼んでいます。これは生化学の進歩がうながした新しい検査法です。現在までに発見されたマーカーは15種類ほどがよく知られるものになりました。ガンや肝臓疾患などの陽性率の高いものが一覧公開されていますので,悪性疾患の疑いのある検査において病院側の結果値を聞き出すことも患者の治療対応を正しく行う上で大切なことになります。たとえば,前立腺肥大と胆嚢の手術を受けた迂生の場合,前立腺の疾患についてPAPの陽性率を懸念すると同時に,IAPを特に詮索します。IAPは胆道ガンと前立腺ガンの重要なマーカーと認識しているからです。しかし,手術を受けた病院の違いで,同一マーカーの追跡となっていないのが気がかりなところです。 脳波 脳波記録装置を用いて脳の神経細胞の電気現象を導出,記録することにより脳の機能的異常,あるいは器質的な障害を明らかにし,異常脳波の出現の状態から,てんかん,痙攣発作,脳腫瘍,意識障害などの診断をします。 髄液 中枢神経系の異常を知るのに,脳脊髄液を調べます。腰椎穿刺により髄液採取を行い。髄液腔内の状態である液圧および通過障害の有無と,髄液の化学的分析により中枢神経系疾患の状態を知ります。髄液の正常所見として,色調は無色透明,液圧は横臥位では70から180mmHgH2 O,座位では350から400mmHgH2 O,首静脈の圧迫により液圧の100mmHgH2 O以上の上昇があります。細胞数は5/mml以下で蛋白量は15から45mg/dl,糖分量は45から75mg/dl,クロールは123から128mEq/lとしています。異常所見から考えられる疾患は,脳髄膜炎,脳炎,脳腫瘍,クモ膜下出血などです。 聴覚検査 耳にレシーバーを当て,オージオメータという装置から一定の周波数の純粋音の最小可聴閾値を測定し,これを聴力検査図(オージオグラム)に表す検査です。正常な聴力で聞こえる音の強さを0dbとし,その音が聞き取れないと,以後5db間隔で音を強くしていきます。聞き取れたdbを聴力損失という表現をします。数値が大きくなるほど,難聴の度合いが強いことを表しているのです。聴力損失60db以上になると,高度の難聴,さらに,90dbを超えると,日常生活ではほとんど何も聞こえない状態と判断されます。検査では,同じことを125から800ヘルツの7種類の周波数について繰り返し行います。縦軸に聴力損失,横軸に周波数としたオージオグラフの形から難聴がどんな病気に関係しているか?およその診断をします。突発性難聴,メニエール病,慢性中耳炎,音響害傷などの診断に不可欠の検査となっています。純音検査の他に語音聴力検査があります。音は聞こえるが,言葉がわからないという難聴です。言葉がどの程度正確に聴取できているかを検査するものです。 メンタルヘルス 精神障害は,身体的素因,身体因(脳疾患および他の疾患),心理的,社会的要因が複雑に重なりあって発病すると考えられています。神経症,心身症,躁鬱病,精神分裂症,痴呆,精神遅滞(精神薄弱)などは,心理検査の測定対象を知能とか人格とかいった非現実的な性質を有したものです。人間の行動観察によってなされるものです。したがって,他の医学検査の測定対象とは本質的に異なります。客観性にやや乏しいものですが,いろいろな精神状態の評価や精神疾患の診断の際の補助として用いられます。知能検査,性格検査について各種のものが使用されています。